ストレスで頭痛……

なら、ストレスで腰痛も……

 

これだけは知っておきたいストレス

ストレスとは、外部からの様々な刺激のことです。

心理的、感情的、環境的、物理的な負荷といった、外部からの刺激のすべてがストレスとなります。

特に、ストレスの原因として多いのが、

 


・仕事の量や質

・人間関係

・心配性や完璧主義といった性格

・パソコンやスマホの長時間の使用

・睡眠不足

 


です。

この様なことが原因で心理的なストレスが溜まってくると、腰痛が長引いて慢性化してしまいます。

 

ストレスが痛みを強くする


 

私たちの体には、感じた痛みを抑える働きがあります。

私たちが痛みを感じるのは、受けた刺激を脳が痛みと認識しているからです。

しかし、何らかの理由で過剰なストレスが溜まったり、不安な状態が続いたりすると、痛みを抑える機能が弱まってしまいます。

特に腰痛が長引いて慢性化していたり、痛みが強い人の脳では、この痛みを抑える機能の低下が起こっていて、痛みに対して敏感になり、わずかな痛みでも強く感じ取ってしまっています。

そして感じた痛みがさらにストレスとなり、さらに腰痛が強くなり、さらに腰痛が長引いてしまう、といった悪循環に陥っています。

 

ストレスは腰痛の天敵です


 

腰痛を慢性化させている原因に、心理的ストレスがあります。

慢性腰痛は、小学生から高齢者まで幅広い年代に見られます。

特に30~50歳代の働き盛りに多く、都会の事務職に多いことが分かっています。

そのため、心理的ストレスが原因で腰痛が慢性化していると考えられています。

スイスのチューリッヒ大学が、1994年にストレスを受けていると腰椎椎間板ヘルニアで腰の痛みが強くなる、と発表しています。

他にも、心理的ストレスは、先程の脳機能の不具合とは別のメカニズムが関与して「ぎっくり腰」の発生リスクを高めることもわかっています。

心理的ストレスを抱えた状態で荷物などの持ち上げ作業をすると、作業時の背骨のバランスが微妙に乱れて椎間板への負担が高まります。

つまり腰自体の不具合による腰痛を発症するリスクが高まるため、ぎっくり腰になりやすくなると、ということが分かっています。

そのため、心理的ストレスと腰痛には密接な関係があります。

 

ストレスが腰痛を悪化させている


 

ストレスを受けると、体が固まってしまいます。

緊張している時や、疲れている時は、無意識のうちに体に力が入っています。

試験や試合、プレゼンの前に「肩の力を抜いて」と言われたことはありませんか?

これは、緊張して肩の筋肉に力が入っているからです。

この様に、無意識に力が入っているのは、肩だけではありません。

その場所は、1人ひとり違います。

肩かもしれないし、背中やお尻、お腹かもしれません。

 

ストレスを受け続けていると、あなたの体に無意識に力が入り、その場所が固まって、腰痛になってしまうこともあります。

あなたは、ストレスで「頭が痛い」「胃が痛い」という経験はありませんか?

これと同じ様に、ストレスで「腰痛」にもなってしまいます。

いわゆる、ストレス性腰痛です。

 

ストレス性腰痛は、ストレスをなんとかしないと、どれだけ原因を改善しても、すぐに力が入って固まってしまいます。

そのため、筋膜の歪みを改善するのと一緒に、ストレスも解消する必要があります。

 

腰痛の経済的損失

健康日本21推進フォーラムが2013年に行ったインターネット調査で、健康な自分の仕事のパフォーマンスを100点として、現状何点なのか、自己評価してもらいました。

この集計の結果、腰痛や首・肩こりがあると、仕事の生産性が平均でおよそ70点まで下がっていました。

やる気や集中力は65点で、コミュニケーション能力は73点まで下がっていました。

このことから、腰痛や首・肩こりがあると、仕事のパフォーマンスが約30%も下がってしまうことが分かりました。

この仕事のパフォーマンス低下による経済的損失は、日本全体で約3600億円にもなるそうです。

この経済的損失は、さらに通院や薬などの医療費まで含めると、1兆9000億円にもなると言われています。